向日葵の教会と長い夏休み 雛桜について語りたい
夏にプレイしようと冬から温めていたゲームです。
プレイし終えた後は、「いい作品だった!」とか「いまいちだった」とかそういう感想が浮かばなくてただ漠然と終わったな…って感じでした。
その後、とりあえず曲が好きなのでサントラとボーカルCDを買い(サクラノ詩のもついでに買った)名曲「さくらとことり」を擦れるほど聴きまくってずっと考えてました、雛桜のことを。気がついたらあの長い夏休みを思い出す人間になってました。1週間くらいずっとこの感情はなんなんだろうと思い返して他のゲームも手をつけれず…、多分今後も雛桜のことをたびたび思い出して生活するんだろうな。
泣きゲーと聞きますが、正直私は泣きは無かったです。ただ深い愛情と空気感がとっても良かったです。
あと世間では詠ゲーとも呼ばれていて、それはまあ分かりますが1番持ってかれたのは前述の通り雛桜でした。
個人的には、「エロゲー」として見るならルカ、「恋愛シュミレーション」として見るなら雛桜が好きでした。というか確信したのですが、ケロQ&枕さんのエロ描写すきです。
以下ネタバレ感想
モブになりて〜〜〜〜〜!!!
こういう年齢差もの好きなので雛桜に恋する一般モブになりて〜〜〜!!!!
もしくはこの賑やかし同級生モブやりて〜〜〜〜!!!!!今の会社辞めてこの賑やかしモブ職に就きて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
雛桜ルートに入った当初は自分の中でもグリザイアの果実の蒔菜と一緒で「娘だからセックスできねえよな」と思っていました。実際育てた娘がこんな表情豊かで可愛かったら自慢でしかないでしょう。というか直前まで幼女育成パートな訳でしたから恋愛感情とかあるはずがなく守るべき存在でしかないはずでした。
そう思っていたはずなのに、気がつけば陽介と同じく雛桜を「女」として見てしまっていて、いざセックスシーンに入った時は納得させられていました。悔しいです。
普段の表情はまだまだ子供だなと思わせる一面ばかりなのですが、時折見せる想いを抱いている時の表情差分が秀逸で雛桜が着実に女になっていると意識させられました。
普段のヒナ:可愛すぎるうちの娘
(↑この表情差分が最高すぎる)
女の雛桜:これはセックス出来てしまう
私自身、おねショタもおにロリも好きで年齢差を描いた作品もめちゃ好きなのですが、とあるゲームで描写された学生妊娠を今でも引きずっている状態なので、学生と大人がセックスするというのに少し怖いと思っているところがあります(エロゲはファンタジーとはいえ)。
しかし、雛桜ルートはまず結婚している(入籍はまだとはいえ)点で気がつけば雛桜保護者となっていた私も安心してセックスシーンに挑めました。
高校生同士ならまだしも、主人公が大人なら結婚かゴムありで最大限譲歩して外で頼みたいものです。
雛桜の感情面も向日葵の教会編でなんで好きになったか、のところが納得出来る描写があるので恋愛感情に無理矢理感がなく大事に大事に感情を育ててたんだなと雛桜の気持ちを読み取ることが出来てめちゃくちゃ良いルートだなと思いました。
こういう積み重ねがあったからこそ私としては、娘のように接してきた子と結婚するという事実に対してエンディングを迎えた時点で嫌悪感なく「雛桜…幸せになってくれ」の感情だけを持つことが出来ました。
あとこれはマジのどうでもいい性癖なのですが、正式な普通の水着差分もある前提で幼めな水着やスク水を恥ずかしがりながら着ているというのが大好きなのでありがとうございます。
(歪な性癖を持つ人間にも対応して頂き大感謝)
上記の水着の話もそうですし、年の差やメイド要素といった私が愛してやまない要素ばかり取り入れられており性癖の点でも大変満足しました。
プレイ前はまさか幼女スタートだと思っておらず(OPのスチルが10年後だったので)ここまで愛着が湧くとは思っていなかったのですが、振り返ると雛桜という少女の長い10年間のその先の話を見れて大変幸せでした。
最近何作かプレイはしたのですが、なかなか感想まで言葉に出来なかったんですよね。(いずれはまとめたい)この作品はどうして良いと思ったのか自分の中で整理したいと思って必死に言葉を探しました。難しいね、感想文。