ジャックジャンヌ 白田 美ツ騎ルートについてだべるだけ
ジャックジャンヌの主要キャラルート+バッドエンド+希佐ルートをクリアしました。
軽く体験版でわかる範囲を紹介した後に、物語として一番好きな白田先輩ルートについて語っていこうと思います。
ジャックジャンヌは主人公である立花希佐が男しか入学できない演劇専門高校へ校長にスカウトされ男装して入学する話です。
私がこのゲームで好きなところは、演劇専門高校ということもあり各種演劇をクラスで行うのですが台本や劇中歌がしっかり印象に残るところです。
プレイし終わった人とどの劇が好きか、劇中のどの人物が好きか語りたいですね〜。
この作品をプレイするにあたって、結構共通パートが長いため一番印象に残るのは最初にプレイするキャラクターということを念頭に置いて欲しいです。(シナリオや空気感、キャラクターは好きだけどここだけが勧めにくい要素)
そのため気になるキャラクターを最後に置いておくと共通パートに少し含まれる攻略キャラクターの一面を知れるパートに対して作業感を感じてしまうかもしれません。
そういう私も見た目が気になる白田先輩から攻略してものの見事にシナリオに殴られました。
物語としては白田先輩、乙女ゲームのストーリーとしてはカイさんが好きです。
この記事では白田先輩のストーリーについて駄べります。
※以外ネタバレあり
白田先輩ルートにおいて共通パート→クリスマスイベントはズルくないですか…????
今まで自分のお気に入りの後輩が何かを隠しているのを分かっていて、隠している内容も察しがついていてなのに自分は信用されていないからか打ち明けてくれない。無理矢理打ち明けさせるようにするも、それはただの精神的暴力であると気づき自己嫌悪して「お前が何者でも構わない」と心に決めた後の冬公演こラストシーンの「お前もな」はズルくないですか???
ありがとうございます、白田先輩以外言えないよ…分かるな…。
白田先輩ルートが最初だったので「え、これ冬あたりから公演内容変わってくるの?この公演、白田先輩ルートのためにあるよな?」と思わず思ってしまいました。
この個別シナリオから冬公演、クリスマスの流れがお互いの心の大切な部分を間違いながらも少しずつ触れていく様で綺麗な話だな…と、好きだ…と。
共通の個別シナリオであれだけ抱えているものを打ち明けて欲しい、自分を信頼して欲しいと思っていたのに冬公演の頃には何者でも構わないけど抱えているものを黙っていても良いから支えてやりたいと思えるの精神が出来すぎていますよね。
シナリオがあまりにも「綺麗」すぎて、エンディング迎えた時は「え、乙女ゲームまじ?綺麗過ぎない?」とステラ小冊子を即読みましたが変わらず「綺麗」で「あぁ、この二人の関係性はどこまでも綺麗なのか」と芸術点すら感じました。
ここまで綺麗を貫かれたらもうそれは好きな物語になってしまいまうんですよね〜。
綺麗なんですけど、ところどころにある例えば夏合宿で温泉に入ると起こる「もうダメだからな」と言われるイベントなどのところどころにあるほんのりした乙女ゲーム要素がまたいいんですよ。
ほんのり、なので綺麗に差し支えないんですよね。
正直プレイ前は実質百合じゃん!!!の気持ちでしたが、そうではなく性別なんてものは2人には関係ないんですよ。
あまりに綺麗な物語をぶつけられて申し訳なくなりました。
それと個人的に白田先輩ルートは親との確執について深掘りされるかと思っていましたが、ちゃんと演劇や2年生として今後の在り方にフォーカスされていてそこも好きなポイントです。(親との確執は夏小説に書いてあるらしいです…買っているので読もう)
白田先輩は最初は人との距離を置きがちなので、もっとお気に入りの後輩の心を知りたいのに縮め方が分からず後悔してしまうこともありましたが、何者であってもどんなものを抱えていても受け入れると決めてからはあまりにも先輩として頼もしくて…。
最初から自分の何が価値があって、何が求められているということを充分に分かっていてさ評価もされている人なので、求められるものが大きい時は自分が受けとめるまではキャパオーバーしてしまうこともありますが自身で自分の進むべき先を定められるしっかりしている人なんですよね。
それため白田先輩攻略後のジャックジャンヌプレイ中に何度「助けてくれ、白田先輩」と言ったことか。