パフェの下層

会社員とオタ活の記録

ペルソナ4Gで失くした青春を取り戻そう!

アニメを厨二時代に観ていたので新鮮な初見感想では無いです。すみません。

ネタバレします!!!

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Steamでセールをしていたため購入しました。

昔観ていたり触れていたコンテンツに対して今と昔考え方がどう変わるのか、というのを考えるのが好きなのでもう一度ペルソナ4と向き合うことにしました。

という建前で実際は厨二時代に好きすぎた直斗とさらに仲良くなりたいがために買いました。

(アニメでの直斗も最高に可愛いのですが、ゲームはクリスマスを一緒に過ごすと八十神高校の女子制服を着せれる!??戦闘後特殊ボイスと特殊モーション可愛すぎないか!????)

 

 

さて、今も昔も同じことを思っている事柄についてでは無く歳を重ねて変化した点について今回はまとめようと思います。

歳を重ねてキャラクターに対して思っている気持ちが変わったなあ…という点が2点あります。

1つ目は菜々子に対する感情です。

昔は「菜々子好き好き可愛いチュッ†オレはナナコンで良い†」という気持ちだけで、菜々子の家族に対する感情は処理しきれず見ないふりをしていました。

今は「菜々子…幸せになってくれ………可愛いね…………」です。

菜々子はこの歳にして自分が父親に何を望んでいるのかどう思っているのかについて整理が出来ている、もしくは整理しないといけない環境にあったというのを思うと笑っていて欲しいと素直に思えなくなりました。

そりゃ笑っていて欲しいですが、そうではなく自分が我慢して笑っていればだとかこの幼さで考えて欲しくないという意味です。

 

2つ目、

可愛いものを素直に可愛いと思えるようになったことです。

りせちーのことですね。かつてはなんでこんな可愛子ぶってる子が人気なんだ?と思っていましたが今なら分かる、「素直に可愛い」。

あそこまで明確に「先輩大好き」なんてアピールされたら嫌いになる先輩なんていないですよ!?

 

キャラクターに関してはこの2人へどう思っているかというのが歳を重ねて変わりましたが、作品としては「目を逸らしていたもう1人の自分と向き合う」ということがようやく分かったというのもあります。

最初にこの作品に触れた頃はありのまま生きてこれていました。自分が嫌だと思う人とは関わらなくても良かったし、嫌なことは目を背けることが出来ました。

「お前は俺じゃない」というキャラクター達の発言も、物語の中のそういうものだと捉えていて自分自身とは切り離していたのです。

 

そこからしばらく経って社会に出るような歳になり再度この作品に触れて、他人事では無かったんだなと実感しました。

彼らほど明確に自分の中の目を背けたい事柄があるわけではありませんが、自分では持ちたくない感情を持ってしまったなあと実感することがたびたび出てきてしまうようになり…初めてペルソナ4に触れたあの時と違ってありのまま生きられなくなってしまいました。

…私がありのまま生きられないという事に感情整理の上気がついたのは高校3年生の時、彼らとほぼ同じ時期なのです。

自分では整理しきれない感情を自分からではなく、テレビに入れられた先でシャドウから無理やり向き合わされる…荒治療過ぎますね。

でも、それはとても大切なことだと思いますしだからこそ特別捜査本部のみんなはある程度以上に人間ができていると思っています。

そして、その人間性が作り出す空間こそ私はこのゲームで1番好きな点です。

 

自分が中心になってあそこまで居心地のいい場所を作るというのはとても難しいことだと思っています。色々な考え方の人間がいて、それでもなおこのゲームをしてると「ああ、特別捜査本部愛おしい」と思えるんです。

1人がネガティブなことを言うと他の子がフォローをいれて、1人がはしゃぎすぎるとセーブにまわる人がいて…グループとして完璧です。

(というか主人公がほかのメンバーの好きな相手と付き合っても関係が崩れないって相当だと思うんです。)

 

現実だとこういった自分の帰りたい場所、集まりたい場所というのは形成に時間がかかりますし、人数の多さや多様性によっては容易く壊れてしまいます。

それがゲームだと86時間プレイすると自分の愛おしいと思える場所が出来上がっている。ゲームは最高だということを再認識しました。

 

残念ながら私が自分自身と向き合ったのは高校3年生の終盤で、そのおかげで感情を上手く使って人並になったのも大学生からのため高校生の青春はときめきメモリアルで補充しているような人間です。

今回のペルソナ4で擬似的に「正しい青春の在り方」というのを学ぶことが出来ました。

今後は胸を張って「ときめきメモリアルペルソナ4で高校生活は補充している」と宣言していこうと思います。